
Musicians
The Cats from North with MINE

峰 厚介 Kosuke MINE
Tenor sax
1944年生まれ、東京都出身。
中学生の頃クラリネットを吹き始める。1962年のデビュー当時はアルト奏者として注目され、1969年に菊池雅章5でその人気を決定づけた。
その後テナーに転向。一度渡米するが帰国後に本田竹曠と結成したグループ「ネイティブサン」で一大ブームを巻き起こした。1992年からはクインテットを率いて活動。
アルバム「MAJOR toMAINOR」は、1993年度の日本ジャズ賞を獲得した。渋谷毅との共演はこのオーケストラが初めてであるが、押しも押されぬスター・プレイヤーである彼が時に堂々たるソロをとりながら、時に脇役としてアンサンブルをつとめているのが興味深い。

奥野義典 Yoshinori OKUNO
Alto sax
1962年生まれ。青森県弘前大学Jazz研究会にてSAXを手にし音楽活動を始める。その後上京、松風紘一氏に師事。サラリーマン生活をしながらセミプロのジャズミュージシャンとして演奏活動を続けていたが、97年日本最大級のジャズイベント「横濱ジャズプロムナード」に初出演後、満を持して脱サラ、プロ転向。トップミュージシャンとの共演を重ねる。
ときに豪快にブロウし、ときに繊細に歌う演奏スタイルは自由奔放そのもの。ジャズ・インプロビゼイションの神髄を堪能させてくれる。近年は自己のカルテット、ジュオの他、立花康彦(b),小山彰太(ds)とのユニット「T.K.O.」での活動も積極的に展開中。北海道にあってトップレベルの演奏活動を続ける稀有で貴重なアーティストである。

中島弘恵 Hiroe NAKAJIMA
Piano
1986年札幌出身。幼少から音楽や絵画などに強く興味を持つ。高校卒業後の進路を決めかねていたころピアニスト田中朋子に出会い、2004年から1年半師事、2006年よりライブ活動を開始。様々な演奏者とのバンドの活動やセッションなどを経て、現在は北垣響(b)伊藤宏樹(ds)とのピアノトリオ、奥野義典(as)秋田祐二(b)伊藤宏樹とのカルテット、峰 厚介(ts)とのデュオなどを中心に、主に札幌・東京で精力的に活動している。
色彩豊かなオリジナル曲も多数作曲し定評がある。また、タンゴバンドでのライブやミロンガでの演奏、完全即興でのライブ、寺田町(vo,g)とのデュオなど演奏活動は多岐にわたっている。ジャズ評論2016年11月号/194号「北都市の猫たちThe Cats in Noryh City」(執筆・札幌くう店主 山本弘一)に掲載される。2018年8月にリリースされた”T.K.O.”(立花康彦(b)小山彰太(ds)奥野義典(as))の2枚目のアルバム「猫の散歩 Live ai 蓬菜音楽館」ではゲストで全曲参加している。

秋田祐二 Yuji AKITA
Bass
1964年生まれ。札幌の様々なロック・レゲェバンドのベースとして活躍し、後にジャズに傾倒。ベーシスト故川端民生氏(ネイティブサン)唯一の免許皆伝の弟子であり、型にはまらず独特かつ切れ味鋭いプレイで人気を集めている。
プロ転向後、福居良グループを経て自らのグループ「スタンダードカニBAND」を結成。奥野スペシャル・岡本宏ニュートリオ・田中朋子クインテット・伊藤宏樹カルテット等でプレイする他、小山彰太・板橋文夫・峰厚介らとも共演し、またジャズだけにとどまらず幅広いジャンルで活動している。現在、北海道を代表する【空間系ベーシスト】である。

小山彰太 Syota KOYAMA
Drums
1947年北海道生まれ。早大入学と同時にジャズ研に入部し、日夜入りびたる。在学中よりライブ活動を始め、大友義雄4、高瀬アキ3、板橋文夫3、池田芳夫ニューカルテットを経て、1976年山下洋輔トリオに入団し '83年末の解散まで8年間在籍。その後、自己のバンドをはじめ多くのグループに参加。
2013年9月活動の拠点を故郷・札幌に移し、現在は自己のユニット"幽玄郷北方派"や、"T.K.O."を基軸にいろいろと活動の場を広げている。
また、楽旅もかわらず続行。音噺ソロ・ドラム、音三昧デュオ、一期一会セッション、音日和ユニットなどの活動をしつつ、あちこちを動き回っている次第也。またあのハナモゲラ和歌ヘラハリ派の祖・山章太としても知れ渡っているはずである、はずである。